2024-05-01から1日間の記事一覧
ただ一日そしてまた一日が過ぎ去るのみ。 その日、私は21歳の青年だった。しかし、私はある不幸な出来事(通常の人であれば皆通る類のもの)から人生に絶望し、立ち直る事ができなかった。私は大学を中退し田舎に帰って何をするでもなかった。する事といえば…
人の気分ほど良い加減なものはない。 もう死のう何を使ってどこで首を吊るのが適当かと考えていた者がある電話一つでスッキリサッパリしてしまうこともあれば、またその逆に有頂天になっている時にある電話一つでもう死のう何を使ってどこで首を吊るのが適当…
またこの発作だ。夜になると、一人になると、過呼吸になって発狂を求める。 なぜ気が狂わない。俺は気が狂って欲しいんだ。気が狂って閉鎖病棟で一生を終えたいんだ。もう人に不幸をもたらすのも嫌われるのも失望されるのも大事なものを失うのも俺には耐えら…
これから死ぬかも分からないこの世界で何故人は遺書を認めないのだろう。何も遺書は自殺者のみに許された権利ではない筈だ。 皆、自分が死ぬなどとは夢にも思っていない。今これを読む君の所に飛行機が墜落するとはやはり信じられんのだ。かく言う私も遺書を…